レビュー  1978年09月02日  に発表された 

ゾンビ / ドーン・オブ・ザ・デッド
Dawn of the Dead / Zombie

5ツ星

籠城するならショッピングモール

あらすじ

ゾンビ発生から3週間後。いまだ原因はわからず、状況は悪化するばかり。テレビ局に勤めるフラン、その恋人スティーブンは見切りをつけ、ヘリコプターで脱出した。出発前にSWAT隊員のロジャーとピーターが合流する。

5人はショッピングモールに籠城する。ゲートを封鎖中、ロジャーがゾンビに噛まれた。のちにゾンビ化したためピーターに射殺される。3人はモールの中で楽しく暮した。やがてフランはスティーブンの子を身ごもった。

ある日、暴走族がモール内に突入してきた。ゾンビの大群を入ってきて乱戦となる。スティーブンが撃たれ、ゾンビに襲われる。
ピーターとフランは屋上でスティーブンを待っていたが、ゾンビとなって登ってきたため射殺。2人はヘリコプターで脱出するが、燃料はあとわずかだった。

鑑賞したのは1982年で、11歳だった。すでに「ゾンビ映画」というものがあることは知っていたが、スチール写真のみで、動いているところを見たのは初めて。ゾンビに足をかじられるシーンで目を背けたことを覚えている。「怖い」と「痛い」がイコールで結ばれた瞬間だった。

単体のゾンビはのろまだが、集団で襲われると身動きが取れなくなる。銃声などで威嚇できないのも怖かった。自分の知り合いや恋人がゾンビ化する恐怖も、本作が初体験。しかし自分がゾンビになる恐怖はなかった。ゾンビになるときはもう、苦痛を感じていないだろうからね。

本作にはいくつかバージョンがあるようだが、それぞれを比較してない。冒頭にあった小惑星爆発のシーンはテレビ東京で放送されたバージョン限定らしいが、けっこう印象に残っている。

地獄が一杯となったとき、死者が地上を歩きだす

When there's no more room in Hell... The dead will walk the Earth

大人になって見直すと、いささか冗長。前半のテレビ局のシーンはばっさりカットできるんじゃないか? 恐怖や悲劇もテンポが悪い。こうした不満は『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)で完全解消された。
本作は、「ゾンビが発生したら、ショッピングモールに籠城する」というテンプレートを作った。もちろん異論はあるだろうが、「自分ならどうする?」を考えさせた影響力はやはり大きい。
見ておくべきゾンビ映画の1つであろう。

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ゾンビ / ドーン・オブ・ザ・デッド