[Edit]
[レビュー1997年12月10日に発表された 

X-ファイル 第5シーズン (全20話)

The X-Files 5th Season

そろそろ「謎」を明かしてください

第4期につづいて、キャラ描写がおもしろい。「アンユージュアルサスペクツ (Unusual suspects)」をはじめ、「ドール (Chinga)」におけるモルダーの行動や、「吸血 (Bad Blood)」の男女の視点のちがいなど、くすりと笑える演出も増えた。モルダーとスカリーの関係は、全エピソード共通のテーマとなっていた。

それはそれでいいのだが、組織の正体や陰謀への興味が行き場をなくしていた。
「ペイシェントX (Patient X)」の前後編で、いよいよ入植がはじまると警告されるが、日常はいつもと変わらぬ非日常であり、非日常の非日常に進展しない。またいつもの予告詐欺か?
シーズン終了後、「すべての謎は劇場で明らかになる」と誘われるが、またもや肩すかし。ここで『X-ファイル』への不信感(どうせ謎は明らかにされない)が固まってしまう。
第3期でなんらかの決着を見ていれば、ここまでこじれることはなかっただろう。1つの「謎」で何年も引っ張るのは無理があったようだ。

Share

Next