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[レビュー2006年07月22日に発表された 

怪談新耳袋 ノブヒロさん

Nobuhiro-san - Tales of Terror from Tokyo and All Over Japan

じつは病気だった

あらすじ

シングルマザーの悦子は、画家・ノブヒコに請われて絵のモデルを引き受けた。ノブヒコは昔からの知り合いように悦子を扱うなど、奇妙な点も多かったが、やがて慣れてしまい、ふたりは恋に落ちる。しかし娘の彩香はノブヒコを異常に怯えていた。
ある日、悦子は急用でノブヒコとの約束をすっぽかしてしまう。夜、悦子はノブヒコに詫びるが、翌日、ノブヒコはすでに死んでいたことを知らされる。

テーマは「輪廻転生」......と思いきや、ノブヒコさんの思い込みに過ぎなかった。幽霊になったのだから、輪廻はないよな。とすれば、ノブヒコが悦子にこだわる理由もない。悦子はノブヒコを幻滅させて急場をしのいだが、じつは変質者を怒らせただけだった。聞く耳を持たない幽霊ってのは始末に負えないな。

バーストモードのノブヒコさんは頑張っているが、怖さも笑いも中途半端。思い込みの激しい変質者であることを強調すべきだった。こうしたモンスターはどうでもいいが、新耳袋としてはここが重要なんだろうな。

娘さんは名演だったね。白目をむいて苦しむシーンは強烈だった。彼女は悪霊を見ていたのか、異常者を警戒していたのか。そのへんも描いてほしかった。


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