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[レビュー2007年07月07日に発表された 

怪談新耳袋 絶叫編 右「牛おんな」

Ushionna - Tales of Terror from Tokyo and All Over Japan

「牛って言うなッ!」

あらすじ

山で合宿することになった若者たちは、よせばいいのに殺人事件に興味をもち、不審な屋敷に侵入し、ひどい目に遭うが、まぁ、自業自得。

B級ホラーでは、若者たちの愚かさを強調することで、モンスターに虐殺されるショックを緩和するのが定石だが、本作は徹底している。女が危ないことに興味を示し、男を振り回す構図もひどい。あまりにも厚顔無恥なため、彼らがモンスターに虐殺されるシーンは胸がすく思いだった。

件(くだん)の伝承をモチーフにしているようだが、扱いがひどすぎる。ただのモンスター「牛おんな」で十分だろう。それっぽいオープニングと低俗な本編とのギャップがひどい。小松左京の『くだんのはは』を読んでほしい。

牛おんなのチープな造形をもろに映す度胸には畏れ入った。横に伸びたツノでアメフト部の若者を殺戮してまわるなんて、ファンタジーすぎる。B級ホラーといえど、ここまでひどい作品も久しぶりだった。


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