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[レビュー2003年12月25日に発表された 

ピーター・パン (実写映画)

Peter Pan

そして少年は大人に、なれない

ディズニー版(1953)はわかりにくいが、深みがあった。その続編(2002)はわかりやすいが、深みはなかった。実写版はわかりやすく、深みもある。おもしろかった。

ピーター・パンはいいところばかりでなく、悪いところ(興味の幅が狭い、まじめになれない、忘れっぽい、移り気)も強調された。ディズニー版より、ずっと子どもっぽい。またフック船長も単なる悪人ではなく、どこか大人の悲哀を感じさせるようになった。原作は読んでないが、原作に近づいているような気がする。ウェンディもかわいくなった。ロストボーイのみならず、海賊たちも魅了している。また、漠然とした恋心(恋に恋する気持ち)が感じられるのがいい。

ラストは驚いた。ピーター・パンは大人になることをはっきり拒絶し、ウェンディもあとを追わなかった。ピーター・パンは切り替えられず、ウェンディはとっくに切り替えていた。その対比がとても切なかった。

これは原作小説を読まねばなるまい。ピーター・パンの魅力を高める映画だった。

ピーター・パン
ディズニー
映像作品
ティンカー・ベル

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