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[レビュー1997年09月06日に発表された 

釣りバカ日誌 9

Tsuribaka Nisshi 9

スーさんが離れていく

前半はハマちゃんの有能さが発揮され、痛快だった。新たに着任した馬場部長がハマちゃんと対立せず、その恩恵に浴する展開はよかった。もっとハマちゃんを評価してほしいけど、こうした貸し借りの積み重ねでハマちゃんは守れているんだろうな。会社で釣具のメンテして、手伝ってくれた女性社員にチケットを渡すなど、細かな気配りも素晴らしい。

後半は馬場部長とバーのママさんの恋の行方がテーマとなる。複雑になった問題をハマちゃんが整理して、息子と向き合うシーンはよかった。あんな前髪を伸ばした息子がすんなり同意してくれるとは驚き。彼にも彼で、なにか事情があったんだろうな。結局のところ、「東京でなければ生きていけない」というのは思い過ごしなんだろうな。

一方、スーさんはいいところがない。部下の縁談を世話したがるのは、よくないくせだ。かわいがっていた部下が去るのはつらいだろうけど、怒鳴り散らすのも芸がない。新しい仕事を見つける手伝いができるとよかったんだけどね。
今回、スーさんは釣り糸を垂れなかった。独自のスーさんを演じているのはわかるが、やっぱり釣りが好きなスーさんでいてほしい。


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