007(07) ダイヤモンドは永遠に 007 Diamonds Are Forever

1971年 外国映画 3ツ星 #007 スパイ

ボンドは無敵のヒーローに

あらすじ

200万ポンド相当のダイヤモンドが行方不明になった。ボンドは運び屋に変装して、アメリカの密輸シンジケートに潜入する。監視役だったティファニーを籠絡したボンドは、ダイヤモンドが人工衛星の部品として使われていることを突き止める。
黒幕はスペクターのブロフェルド。強力なレーザー光線を照射できる人工衛星を打ち上げ、宇宙から世界を支配するつもりだ。人工衛星が打ち上げられ、各国の軍事基地が破壊されていく。ボンドは人工衛星をコントロールしている石油櫓に潜入。コンピューターのテープを書き換え、ワシントンDCの爆破を防ぐことに成功した。

007シリーズ第7弾。『女王陛下の007』(1969)が興行的にコケたため、急遽、ショーン・コネリーを復帰させ、コメディ路線に振り切った作品。冒頭、ボンドは世界中をかけめぐってブロフェルドを見つけ、トレーシーの仇を討つわけだが、取ってつけたような復讐であり、気持ちの連続性はまったくない。

本作のボンドは完全無敵。なんでもできるし、なんでも見抜ける。アクションも物理法則を超えている。一方、ブロフェルドはお笑いキャラとなり、女装したり、替え玉を作って生き延びる。ボンドはブロフェルドを捕まえても、泥に沈めたり、クレーンで吊るしたりと、殺意はまったく感じられない。『女王陛下の007』から連続して見た人はショックを受けただろうが、興行的にはコメディ路線が正解なんだよね。やれやれ。

テンポは悪く、のっぺりした印象。セリフまわしは痛快で、ちょこちょこ楽しい。駄作というほどではないが、特別見るべきところもない一本だった。

007シリーズ
ショーン・コネリー
ショーン・コネリー
ショーン・コネリー
ジョージ・レーゼンビー
ロジャー・ムーア
ロジャー・ムーア
ティモシー・ダルトン
ティモシー・ダルトン
ピアース・ブロスナン
ピアース・ブロスナン
ダニエル・クレイグ
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