レビュー  1996年09月13日  に発表された 

身代金
Ransom

3ツ星

社長が強すぎて、ヒーロー映画になっちゃった

社長の判断は正しい。誘拐犯の言いなりになっては、すべてを失う。理性は駆け引きを求めるが、感情は服従をささやく。そのせめぎ合いに緊張感は高まっていく。けっこうおもしろい。

しかし中盤から、どうにも社長が超人じみてくる。頭がよくて、行動力もあり、正義感に篤く、情も深い。ちょっと完璧すぎる。犯人サイドの紹介されると、彼らが哀れに見えてくる。クライマックスでは、むしろ犯人を応援していた。強者と弱者が入れ替わってしまった感じだ。

卑劣な犯人に同情するのもヘンだが、ねらう相手をまちがえたね。


 Googleで「身代金」を検索する
 Wikipediaで「身代金」を検索する
 IMDBで「Ransom」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] B0009Y296A
思考回廊 レビュー
身代金