LOU (7分) Lou

4ツ星

妖怪のような。

ストーリー

主人公は幼稚園の乱暴者。あるとき、忘れ物預かりボックス（Lost and Found)に不思議な生き物、ルーを見つける。ルーは、主人公が大切にしていたぬいぐるみを持っていた。返してほしくば、すべての忘れ物を持ち主に届けるように。主人公が忘れ物を返していくと、ルーはだんだん小さくなって、最後に主人公のぬいぐるみが残った。
気がつくと、主人公は園児たちに、友だちとして受け入れられていた。

『トイ・ストーリー』のような話と思っていたら、ちがった。すべての忘れ物を返すと、ルーが消えてしまうところがたまらない。ほしかったものは友だち。ルーが友だちになってくれるわけではなく、友だちを作るキッカケになってくれた。それがなんともうれしい。

忘れ物、捨てられたものに、魂が宿る。しかしそれは、そこに留まるべき魂ではないか。