レビュー  2009年10月01日  に発表された 

ブラタモリ (第1期・全15回)
BuraTamori

4ツ星

開かれるマニアの世界

第1期はよく放送できたと思う。古地図や高低差、線路なんてディープなマニアの世界だ。とても世間一般が起きている22時台に放送していい内容じゃない。しかし原型とも言える深夜番組『タモリ倶楽部』に比べると、本作が一般にも親しめるよう工夫されていることがわかる。
久保田アナウンサーの存在が大きい。なにも知らない一般人の代表として、素直に驚き、戸惑い、喜んでくれる。だからタモリもよどみなく知識を開陳してくれる。いいコンビだ。
毎回その道の専門家が招くのもうまい。タモリが競うようにしゃべってしまうから、専門家がいる意味ないじゃんと思ったが、あれは久保田アナがいるからハッスルしてるんだろうな。それにタモリはマニアであって専門家じゃない。専門家がいれば間違いを修正してくれるから、安心してしゃべれるのだろう。
ブラタモ写真館でも、話があさっての方向に転がることが多い。かぎられた時間でもっと伝えるべきことはあるだろうが、偏り過ぎないところがうまい。教養番組じゃなく娯楽番組なんだろうな。

それにつけてもタモリの影響力は大きい。行く先々で厳重なドアが開き、人々が貴重な話を語り、お宝を見せてくれる。どこぞの教授が行っても、こうはならないだろう。本当に驚かされる。

日々失われていく東京の原風景が、こうして記録されるのはうれしい。しかし残念なことに、2013年現在、DVD化されていない。それどころか公式サイトも消えている。なにかトラブルでもあったのか? NHKは公共放送として、こういう番組は一般開放してほしい。


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ブラタモリ (第1期・全15回)