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[レビュー2005年11月04日に発表された 

魔女の棲む館(スチュアート・ゴードン) / マスターズ・オブ・ホラー (S1-02)

H. P. Lovecraft's Dreams in the Witch-House / Masters of Horror

「彼の話を信じればスジが通る」

あらすじ

ウォルターは論文を書くため築300年という古ぼけたアパートの一室を借りた。家賃は安いが、深夜になると階下や壁の向こうから奇妙な音が聞こえるなど、不気味なところだった。入居した翌日、ウォルターは隣室の女性を騒がせる大きなネズミを追っ払った。その後、階下の住人から「そのネズミは人間の顔をしていただろう?」「そいつは壁の向こうにいる魔女のしもべだ」と言われる。ウォルターは取り合わなかったが、夜、人間の顔をしたネズミを目撃してしまう。

13人のホラー映画の巨匠による共同プロジェクト『マスターズ・オブ・ホラー』の2本目。原作はH.P.ラブクラフトの「魔女の家の夢」。ラブクラフト全集で読んだはずだけど、内容はすっかり忘れていた。スチュアート・ゴードン監督は、クトゥルフ神話を題材にした映画をたくさん撮っているそうだ。本作の出来がよかったので興味が湧いてきた。

「非ユークリッド幾何学」や「ミスカトニック大学」、「ネクロノミコン」などの使い方がうまい。ストーリーもわかりやすい。人間の顔をしたネズミはコミカルだが、最後まで見ると怖くなる。異形のクリーチャーより物語に合っている。ホラー映画ファンには陳腐に見えるかもしれないが、クトゥルフ神話ファンとしては満足できる。よい映像化だった。

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