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[レビュー2007年01月05日に発表された 

妻の死の価値(ロブ・シュミット) / マスターズ・オブ・ホラー (S2-22)

Right to Die / Masters of Horror

選択肢などなかった

あらすじ

ある夫婦が交通事故を起こす。夫は助かったが、妻は全身火傷の重症に。妻の意識がないため、夫が「安楽死」か「皮膚移植を待つ」か選ぶことになった。夫は事故直前に浮気していた後ろめたさもあって安楽死を選ぶ。しかし義母が反対し、マスコミを巻き込んで圧力をかけた。義母のねらいは莫大な賠償金だった。
夫は妻の幻覚に悩まされる。それは妻が危篤状態のときにだけ起こっていた。追い詰められた夫は、愛人の皮膚を剥いで妻に移植しようとするが、時すでに遅く妻は亡くなっていた。
(おわり)

『マスターズ・オブ・ホラー』第2期、邦題『13 thirteen』の9本目。22本目。
タイトルは原題の「Right to Die(死ぬ権利)」がしっくり来る。対義語は「生かす義務」か? よくよく考えると、全身の皮膚を提供してくれるドナーが見つかるはずもなく、「苦しませても生かしておく」という選択肢はなかった。皮膚を失った妻が襲ってきたり、愛人の皮膚を剥いで提供するシーンは、まぁ、ホラーの醍醐味なんだけど、不要といえば不要。夫が妻を殺していた真相も蛇足。愛人も状況を理解しておらず、立ち位置が決まらなかった。

登場人物がクズばかり。ラストも投げっぱなし。まぁ、これもホラーの醍醐味かもしれない。

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