海賊戦隊ゴーカイジャー (全51話) Kaizoku Sentai Gokaiger
2011年 特撮 5ツ星 #スーパー戦隊過去戦隊の力を借りずとも、おもしろい
やっぱり自分が知ってるスーパー戦隊のエピソードは格別におもしろい。ちゃんと設定が活かされると、うれしくなってしまう。私も全作品を見ているわけじゃないから、知らないキャラクターや用語はあるが、なんとなくわかるよう演出されているのは見事。おかげでテンションが下がらず、最後まで楽しく鑑賞できた。
『ウルトラマンメビウス』のような連続性、『ディケイド』のような斬新さはないが、このアプローチは素晴らしい。
最大の特徴は、ゴーカイジャーの面々が個性的であること。唯我独尊の赤、寡黙な青、ズッコケの緑、気っぷのいい黄色、優しさのピンク。戦闘時は銃と剣を交換することで、攻撃型(青と黄)と防御型(緑とピンク)、バランス型(赤)に組み分けする。よく考えられている。シルバーはうざいが、過去戦隊を紹介する(尊敬する)役割が必要だから、やむなし。ひとりだけ陽気で、低姿勢で、地球人だけど、きちんと仲間になる展開はよかった。
赤き海賊団の過去、バスコとサリーの末路、宇宙最大のお宝もきちんと描かれ、ストーリー面でも大満足。アカレッドの出番をしぼって、正体を明かさなかったのはさすがだ。難点をあげれば、ザンギャック陣営がしょぼかった。35戦隊が揃う一大イベントなのに、ザンギャックはふつうの敵組織でしかない。司令官ワルズ・ギルも没個性すぎる。あっさり死んで、改造復活がなかったのは拍子抜けだ。それと玩具販売の都合もあるとはいえ、大いなる力の設定がいまいち。ゴーカイジャーの大いなる力がマッハルコン対応ってのも不可解だよ。
いくつか首をかしげるところもあるが、全体的な満足は変わらない。おもしろかった。41歳になって、ここまで楽しめるスーパー戦隊に出会えるとは思わなかった。
スーパー戦隊 | ||
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年 | 戦隊名 | 作品 |
1975 | 秘密戦隊ゴレンジャー | |
1977 | ジャッカー電撃隊 | |
1979 | バトルフィーバーJ | |
1980 | 電子戦隊デンジマン | |
1981 | 太陽戦隊サンバルカン | |
1982 | 大戦隊ゴーグルファイブ | |
1983 | 科学戦隊ダイナマン | |
1984 | 超電子バイオマン | |
1985 | 電撃戦隊チェンジマン | |
1986 | 超新星フラッシュマン | |
1987 | 光戦隊マスクマン | |
1988 | 超獣戦隊ライブマン | |
1989 | 高速戦隊ターボレンジャー | |
1990 | 地球戦隊ファイブマン | |
1991 | 鳥人戦隊ジェットマン | |
1992 | 恐竜戦隊ジュウレンジャー | |
1993 | 五星戦隊ダイレンジャー | |
1994 | 忍者戦隊カクレンジャー | |
1995 | 超力戦隊オーレンジャー | |
1996 | 激走戦隊カーレンジャー | |
1997 | 電磁戦隊メガレンジャー | |
1998 | 星獣戦隊ギンガマン | |
1999 | 救急戦隊ゴーゴーファイブ | |
2000 | 未来戦隊タイムレンジャー | |
2001 | 百獣戦隊ガオレンジャー | |
2002 | 忍風戦隊ハリケンジャー | |
2003 | 爆竜戦隊アバレンジャー | |
2004 | 特捜戦隊デカレンジャー | |
2005 | 魔法戦隊マジレンジャー | |
2006 | 轟轟戦隊ボウケンジャー | |
2007 | 獣拳戦隊ゲキレンジャー | |
2008 | 炎神戦隊ゴーオンジャー | |
2009 | 侍戦隊シンケンジャー | |
2010 | 天装戦隊ゴセイジャー | |
2011 | 海賊戦隊ゴーカイジャー | |
2011 | 非公認戦隊アキバレンジャー | |
2012 | 特命戦隊ゴーバスターズ | |
2013 | 獣電戦隊キョウリュウジャー | |
2014 | 烈車戦隊トッキュウジャー | |
2015 | 手裏剣戦隊ニンニンジャー | |
2016 | 動物戦隊ジュウオウジャー | |
2017 | 宇宙戦隊キュウレンジャー | |
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