スパイダーマン:ホームカミング Spider-Man: Homecoming

2017年 外国映画 5ツ星 SF ヒーロー 学校 家族 @マーベル

おもしろかった!

何度目かわからないスパイダーマンの再起動。スパイダーマンが力を得た経緯や、おじさんの遺言はすっ飛ばし、ヒーロー活動が日常になっているところからスタート。これはいい。『スパイダーマン』(2002)と『アメイジング・スパイダーマン』(2012)で描かれているからね。

トム・ホランドのピーター・パーカーは「ヒーローになりたい」気持ちが強い。偉大な先輩たちと同じ時代に生きてる設定だから、その高揚感、使命感に共感する。太っちょギークのネッド、孤立したミシェルも、じつに現代的。なんだろう。いまこの時代が描かれている。

トニー・スタークが作ったスーツも、「こーゆーのが欲しかった」が詰まってる。本作はスーツの機能がクローズアップされるから、ワクワクしっぱなし。いい切り口だ。
世界観もよい。バルチャーがヴィランになった事情、仲間、活動、家族への愛情のすべてに納得する。トニー・スタークに罪はないが、バルチャーやピーターが屈折した思いを抱くのもわかる。邪悪がなくても悲劇は起こる。

もっとも驚いたのは、ストーリーがよかったこと。おもしろかった。完全なハッピーエンドでないところも素晴らしい。ピーターの成長を感じる。応援したくなる。

こんなスパイダーマンを見られるとは思わなかった。ありがとう。

マーベル・コミック
アベンジャーズ
ソー
アイアンマン
ハルク
X-MEN
ファンタスティック・フォー
スパイダーマン
ゴーストライダー
ブレイド
MIB
映画・ほか

ページ先頭へ