まずまず

ポスターを見て、3人目のエージェントが登場すると思ったが、ちがった。しかしKとJのキャラクターを掘り下げてくれたのはうれしい。映像は迫力あるし、小ネタもおもしろい。2作目以上に楽しめる3作目だった。

しかし粗いといえば粗い。Kが40年前に亡くなったら、だれがJをスカウトしたのか? Jだけ記憶を失わなかった理由は? エージェントOとの関係は? Kが仏頂面になった経緯が明かされなかったのは画竜点睛を欠く。そこを見たかったし、そこを見せなくてどうする? 思いついたネタを放り込んだだけで、全体としての整合性は考えてなかったように見える。まぁ、そのへんを気にしたら負けか。

ヤングK(ジョシュ・ブローリン)は、Kのイメージぴったり。45歳の役者に29歳の役をやらせる采配は見事だ。生まれたときから老け顔だった感じがする。ヤングKはOを意識していたが、「答えを知りたくないことを質問しない」という言葉に肩を落とす。チャレンジすることなく、あきらめてしまったのか。酸いも甘いも噛み分けた男のセリフと思っていたが、実際は単なる臆病者だった。
以下、おもしろかったところをメモしておく。

  • 時空断裂を経験するとチョコレートミルクを飲みたくなる。やばい。時空断裂は頻繁に起こっているぞ。
  • 一流モデルは全員エイリアン。驚くより納得させられる。
  • 一輪バイクは唐突に登場するが、かっこよかった。車輪の傾きがいい。
  • 未来予測できるグリフィンは神にも等しい存在だが、このシリーズじゃ尊重されない。
  • 40年前のニューラライザーにバッテリーが内蔵されてなかったのはリアル。

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