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[レビュー2005年12月10日に発表された 

シン・シティ

Sin City

コミカルさより、グロテスクさが目立つアメコミ映画

映像表現は斬新だ。それはそれ。物語はわけがわからない。病気のときに見る夢のように、いい加減で、理不尽で、むやみに残酷だ。そのくせ、テーマらしきものもなく、尻切れトンボに終わってしまう。どうにも落ち着かない。男版『マルホランド・ドライブ』といったところか。

勧善懲悪などありえない。善も悪も死んでしまうから。ハッピーエンドもない。そもそも終わりがない。強く念じれば限界も突破できるが、法律はやぶれない。

この割り切れなさが好きな人には、たまらない映画だろう。しかし私の口には、どうにも合わなかった。


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