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[レビュー1991年05月23日に発表された 

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY (全13話)

Mobile Suit Gundam 0083: Stardust Memory

大儀なき者、それは私たち!

『機動戦士ガンダム』に感動した子どもたちが、大人になって、自分たちのために作った作品。子ども向けではないところがポイントだ。

主人公ウラキは組織の歯車として働く脳天気な青年。そんなウラキがガトーと出会い、星の屑作戦に巻き込まれながら成長していく。いや、ドロドロした社会への"順応"と言った方が近いか。
ウラキは戦う理由を見つけられず、八つ当たりのようにガトーにからむ。ラストではバスク艦隊(上司)に発砲してしまう。やるせない気持ちが痛いほどわかる。わかってしまう自分がイヤになる。子どもの頃はわからなかった。わかりたくなかった。

本シリーズ最大の難関は、ヒロイン・ニナであろう。OVAラストでウラキの元に笑顔で迎えるシーンは、多くのファンの精神をかき乱した。しかしそこで目くじらを立てちゃダメなんだ。あんな目に遭ってもウラキは軍を辞めず、不埒な女も受け入れている。
「あぁ、ウラキは大人になってしまった」
と思わせるラストだった。


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