[Edit]
[レビュー2010年07月25日に発表された 

ピンク色の研究 / SHERLOCK シャーロック(S1E1)

SHERLOCK - A Study in Pink

現代に生まれ落ちたシャーロック・ホームズ

『バットマン ビギンズ』がアメコミのない世界に生まれ落ちた最初のヒーローを描いたように、本作はシャーロック・ホームズがいない世界に生まれ落ちた最初の天才探偵を描いている。
現代は、ヴィクトリア朝時代に比べ格段に自由で快適だが、天才にとってはそうでもないようだ。天才は、凡人の心の平和を乱すもの。ゆえに無視され、警戒され、拒絶される。レストレード警部ですら、シャーロックに常識を求めている。ヴィクトリア朝時代なら、「身分の差」と同じように受け入れられただろうに。
シャーロックを正当に評価するのは犯罪者のみ。正解を知りたがるシャーロックは危うい。ワトソンが、シャーロックを現世につなぎ止めてくれることをねがう。

お気に入りシーン。

シャーロック、興奮しながら4件目の自殺を調べに行く。残されたジョンは不機嫌になったが、ふいにシャーロックが戻ってきた。

Sherlock: You're a doctor. In fact you're an army doctor. Any good?
「医者だろ? 陸軍の。腕はいい?」
John: Very good.
「とてもね」
Sherlock: Seen a lot of injuries, then. Violent deaths.
「怪我人や死体は山ほど見た?」
John: Well, yes.
「ああ」
Sherlock: Bit of trouble too, I bet.
「トラウマになってる?」
John: Of course. Yes. Enough for a lifetime, far too much.
「ああ、そうかも。もう、いやというほど見てきた」
Sherlock: Want to see some more?
「もっと見たい?」
John: No, God, yes.
「もちろんだ!」

ゆっくり文庫

「ピンク色の研究」の原作にあたる「緋色の研究」を、ゆっくり文庫で翻案した。「ピンク色の研究」の要素も過分に入っているため、比べるとお面白いかもしれない。

シャーロック・ホームズ
-1970s
1980s
新シャーロック・ホームズ
2000s
2010s
ハリウッド版
BBC SHERLOCK
ゆっくり文庫

Share

Next