ほんとにあった怖い話(#01) Honto ni atta kowai hanashi #01

3ツ星

最初からこのスタイルだったのか！

2017年に鑑賞。記念すべきシリーズ第一話。ほん怖クラブの説明がちゃんとあるのが驚き。このころは「心霊写真房」で、心霊写真の解説もやってたのか。稲垣吾郎の位置づけはストーリーテラー。『世にも奇妙な物語』におけるタモリに相当するが、おもしろいかどうかはさておき、差別化されている。
ドラマのあいまに心霊研究が入る。子ども（男子）が吾郎にくっつく。霊についてあれこれ考察し、霊能力者が「これこれ、こうだった」と解説する。そして子どもが吾郎の女性関係を揶揄する。「ほん怖五字切り」や「劇画風のアイキャッチ」もある。最初からこのスタイルが確立されていたのか。

1. 廃屋の少女 ... [あらすじ] 廃屋で少女の幽霊を見た。[感想] ふつう。
2. 死ねばよかったのに ... [あらすじ] タクシー運転手が女性客を乗せ、山奥にやってきた。気がつくと女性客は消えて、タクシーはあやうく崖から落ちそうになる。すると運転手の耳元で悪霊が「死ねばよかったのに」と囁く。 [感想] 有名な話だが、どこで聞いたか思い出せない。子どもたちが怖がっているのは、演技だろうか、本気だろうか？
3. 深夜の鏡像 ... [あらすじ] 病院の廊下にある鏡に幽霊が映った。[感想] これで終わり？
4. 部屋に棲む者 ... [あらすじ] 外出すると灰皿がひっくり返っている。友だちを呼んでも、目を離したすきにひっくり返る。主人公はタバコをやめると決意するが、霊に突き飛ばされ、背中に手形が残った。 [感想] 霊能力者によると、火の始末を徹底するよう訴えているとか。それは思いつかなかった。
5. 夕暮れの迷子 ... [あらすじ] 女学生が迷子の男の子を見つけ、お寺に連れて行く。すると住職は２人を本堂に招き、お経を唱えはじめる。気がつくと男の子は消えていた。住職には、最初から男の子は見えていなかったと言う。 [感想] 清々しいエピソード。