ほんとにあった怖い話 スペシャル3 Honto ni atta kowai hanashi Special 3

2003年 日本ドラマ 2ツ星 #ほん怖 ホラー:ショート

話せばわかる幽霊たち

染み (財前直見)

[あらすじ] 主人公は30代の女。夫が浮気して、愛人が身ごもり、離婚届を突きつけられる。それでも夫を愛する主人公は、離婚届を提出しない。気がつくと、壁にシミがあった。染みはどんどん大きくなり、女の姿になった。夫に尋ねると、愛人の妊娠はウソで、海に飛び込んで昏睡状態にあると言う。その顔は、壁のシミとそっくりだった。夫は、壁のシミに襲われて気絶。主人公は愛を説いて、生霊を退ける。
愛人は蘇生し、別れた。夫は心を入れ替え、元の鞘に戻った。主人公は懐妊し、しあわせな日々を送っている。

[感想] 主人公が愛を説いて助かるってのは驚き。不実な夫を愛しつづけると宣言するのも、不安しかないが、これはこれで個性的な主人公だった。

真夜中の徘徊者 (阿部寛)

[あらすじ] 会社の命令で、主人公は二泊三日の断食ツアーに参加する。夜、主人公は車輪のきしむような音を聞いた。翌日、主人公はシルバーリングを拾う。この施設の裏手にあった病院のナースが、婚約指輪をなくしたことで婚約者との仲がこじれ、その後、自殺したとらしい。その日の夜、主人公は車椅子を押すナースの亡霊に追われる。指輪を見つけ、それを渡すことで難を逃れるが、指輪は残ったまま。拾って持ち帰った主人公は、ナースの霊に追われつづける。

[感想] 雰囲気はよかったが、意味がわからない。

病棟奇譚 (仲間由紀恵)

[あらすじ] 主人公は入院中の若い女性。はじめての大怪我で不安もあったが、同室の年配女性に励まされる。年配女性は部屋を変わっても、主人公を訪ねてくれた。そしてある夜、別れを告げて来た。その時刻、年配女性は亡くなっていた。

[感想] オーソドックスな話だが、こーゆーパターンを語り継ぐ意義はあるだろう。それはそうと、仲間由紀恵は目立つね。よくわからないが、声がするとそっちを見てしまう。なんでだろうね。

憑かれた家 (ユースケサンタマリア)

[あらすじ] 地方の古い一軒家にサラリーマンが引っ越してきた。彼は息子を亡くし、そのため妻と離婚したばかりだった。主人公は家の中に子どもの霊がいることに気づくが、恐怖より親しみを感じる。いるはずのない息子を溺愛していることで、同僚や元妻が不安がる。やがて主人公は、家にいるのは自分の子ではなく、また複数の霊がいることを理解するが、それでも愛着のため、家を離れられないでいる。

[感想] オチがよかった。この続きが語られることはないだろう。

死者のプロポーズ (優香)

[あらすじ] 主人公は高校時代、気になっていた男子生徒(ハルキ)とキスしそうになるが、雨が降ったため延期。ハルキはそれきり事故死してしまう。
25歳になった主人公は、新しい彼氏との結婚を決意する。するとハルキのことを思い出し、彼の気配を感じるようになる。むかしの写真を調べると、そこにもハルキの姿があった。ハルキの霊はずっと自分を見守っていたのだ。主人公はハルキの家を訪ね、焼香する。その帰り、ハルキの霊と対面。ハルキは笑顔で、過去を捨てるように言う。
気がつくとハルキはおらず、ハルキにもらった指輪も消えていた。主人公は結婚式を挙げる。

[感想] 学生時代の情景、音楽、ハルキの長髪、学生帽、キスする前に結婚指輪を送る・・・。猛烈に古い。昭和40年代の高校生か? 主演の優香は1980年生まれで、彼女の高校時代ではないだろう。ではどういう意図で懐古趣味をにじませたのか? 制作者の演出意図がわからない。どうでもいいが。
ハルキの霊は、熱にうなされる主人公の額に手を当てる。プラトニックな関係*未満*だったことを考えると、ちょっと不自然。やはり学生時代が古すぎる。事故死した前カレでよかっただろうに。
「マリッジブルーで幽霊を見る」とか「事故死した彼氏がずっと自分を見守っていた」というイメージはいいね。

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