[Edit]
[レビュー2010年07月17日に発表された 

借りぐらしのアリエッティ

The Borrower Arrietty

「君たちは滅びゆく種族なんだよ」 だから?

あらすじ

小人の少女・アリエッティは、父と母の3人で古い屋敷の床下に暮らしていた。小人は人間からさまざまなものを少しずつ借りて生活しており、人間に見られたら引っ越ししなければならないという掟を守っていた。ある日、屋敷に12歳の少年・翔がやってくる。アリエッティは注意していたが、翔に姿を見られてしまう。

よく動いているし、テンポもよい。しかし毒にも薬にもならない。最近は宮崎駿監督の「毒」にまいっていたが、こうも無害じゃ物足りない。米林宏昌の「毒」を見せてほしかった。そのチャンスはあったはず。

翔の視点に固定したら、おもしろかったかもしれない。もうすぐ死ぬと思っている翔の目には、自分の死後もたゆまず発展する世界が見えている。世界に対する翔は、アリエッティと同じくちっぽけな存在なのだ。そして同族にさえ無関心な人間が、小人の生活に配慮するはずがない。小人たちは滅びるだろう。自分と同じように。そんな翔のマイナス思考をアリエッティが変えるとすれば、ドラマになっただろう。
(滅びゆく種族は、生きる努力をしなくていいのか?)
ジブリっぽいテーマになったと思うんだけどなぁ。

妄想リメイク

私が期待したストーリーをまとめてみた。心臓病より精神が死んでいる翔の復活がテーマ。ぜひ読んでほしい。

Share

Next