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[レビュー2013年11月16日に発表された 

夢と狂気の王国

THE KINGDOM OF DREAMS AND MADNESS

見たい狂気はなかった

宮﨑駿がどれほど狂人で、スタジオジブリがどれほど特殊か指摘する人は多い。だから、スタジオジブリがみずからドキュメンタリーを作ると、どんな切り口になるかと期待したが、大した内容じゃなかった。NHKスペシャルと変わらない。見せたいところを見せ、見せたくないところを隠している。

鈴木プロデューサーがコネの重要性を強調したり、吾郎が吠えたり、宮崎監督本人がジブリの終焉を予言したり、おもしろい部分もあるにはあるが、こんなんじゃ満足できない。もっと夢を、もっと狂気を見せてほしかった。

とどのつまり、本作は『風立ちぬ』の宣伝だった。

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