レビュー  2011年07月16日  に発表された 

コクリコ坂から
From Up On Poppy Hill

1ツ星

もう、やめろ

宮崎駿が惚れて、企画して、脚本も書いたのに、監督だけ息子にやらせるなんて残酷だ。吾朗氏が「やりたい」と言ったかもしれないし、「やるしかない」と思っているかもしれないが、実際は「やらされている」だけだろう。ジブリのお家事情など勘案したくないが、ジブリは継承問題をコンテンツとして売っているから意識せざるを得ない。
そして結論は出た。宮崎駿の目が黒いうちは、ジブリに新世代は芽吹かない。吾朗氏も、米林宏昌氏も、それまで評価できない。影響力がありすぎる。

本編について述べよう。大したストーリーじゃないのに、予備知識をふんだんに要求される。1963年の横浜であること、信号旗の意味、「メル」が「海」のあだ名であること、お母さんが生きてることは、劇中の早い段階で示すべきだろう。カルチェラタンの保存運動も本筋(メルとシュンの恋)にリンクしない。偉い人の一存で物事が決まってしまう展開には絶望しか感じない。現実はそんなものかもしれないが、娯楽映画でそんな現実は見たくない。

言葉を尽くさず、映像で見せず、動きで表現しない。
アニメ映画として完全に失敗作だ。『ゲド』よりマシだが、その程度だった。

妄想リメイク

私が期待したストーリーを書き出してみた。登場人物の心情をより激しく表現している。ぜひ読んでほしい。

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