伝統芸能伝承館(森舞台) / ひぐらしがなく舞台

2010年 宮城県 #東北夏祭りドライブ 建物:日本家屋 郷土資料館
[WGS84] 38.659617, 141.28021 - Google Earthで開く(kml)

いったん教育資料館にもどって、伝統芸能伝承館まで車をまわす。

相互の距離は、歩いて行けなくもないが帰りは面倒になるくらい。砂利の駐車場に車を止めると、森の中に建物が見える。受付は展示室をかねていて、能のお面などを見てまわる。伝統芸能に詳しくないので、よくわからないが、その先にある森舞台は素晴らしかった。

伝統芸能伝承館(森舞台)
※登米町伝統芸能伝承館「森舞台」

伝統芸能伝承館・森舞台

登米は伝統芸能が盛んで、藩政時代から伝わる「登米能」や、「岡谷地南部神楽(おかやちなんぶかぐら)」、「とよま囃子」などが町民に受け継がれている。ここ、伝統芸能伝承館は、そうした地域文化の活動拠点として、1996年にオープンした。
奥にある森舞台は、そうした伝統芸能を披露する場所なのだろう。私たちが訪れたときはもちろん公演中ではなかったが、足を踏み入れると竹のざわめきと、ひぐらしの鳴き声が出迎えてくれた。気温が下がったわけではないが、涼しくなった気がする

伝統芸能伝承館(森舞台)
※森舞台

伝統芸能伝承館(森舞台)
※あの壺は音響のためにあるのだろうか

黙して語る

登米にどんな伝統芸能があるのかは、正直、よくわからなかった。展示室に演能の写真やビデオ、衣装などの資料はあるんだけど、能を知らない観光客には敷居が高い。とはいえ、観光と伝承は異なる。観光客として求めるものと、地域の伝承に必要なものはちがうのかもしれない。
ただ森舞台だけが印象に残る。ここで、さまざまな伝統芸能が演じられた。そう思うだけで、興奮するものがあった。

伝統芸能伝承館(森舞台)
※モリアオガエル?

伝統芸能伝承館(森舞台)
※ざわざわわわ......

いいところだった──。
このまま昼寝したくなったけど、まだ旧登米警察署庁舎が残っている。よっこいせと立ち上がり、車に戻った。

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