レビュー  1998年03月16日  に発表された 

クロックタワーゴーストヘッド (PS)
Clock Tower II: The Struggle Within

3ツ星

クリエイター魂に火がついたか?

「クロックタワー」シリーズの3作目になるが、前2作とは大きく様相が異なっている。舞台はヨーロッパから日本の一般家庭へ、主人公は美少女から二重人格の女子高生に変わり、ストーリーも複雑になった。ほとんど別物であり、包丁を振り回す小学生の千夏ちゃんにシザーマンの面影を見るくらいだ。

趣向を凝らして、おもしろくなったかと問われると、微妙。ストーリーに大きな矛盾はないが、プレイヤーとしては不気味な登場人物を撃退することに集中したいので、背景に興味が向かないのだ。また、これほど複雑なストーリーでありながら、主人公が二重人格になった経緯が明かされないのも奇妙。キャラクターとしてはおもしろいが、だったら前2作のようなシンプルな背景で十分だろう。
コンピューターゲームの能力が向上して、もっと奥が深いものを作りたくなってしまったのか。気持ちはわかるが、空回りしちゃってる。

怖いと言うよりシュール。あるいはコミカルな奮起。クリエイターの意図とはちがうかもしれないが、これはこれで不思議な魅力がある。


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クロックタワーゴーストヘッド (PS)