レビュー  2009年10月06日  に発表された 

SAW (PS3)
Saw The Game

2ツ星

苦しむことが好きな人へ

こうしてゲームが作られるのは、それだけ映画がヒットした証拠なんだろうな。しかしあの『SAW』だよ。痛快アクションも、甘いロマンスもない。痛々しいゲームの被験者に、誰がなりたがるだろう?

とはいえ心の片隅で、(あの『SAW』を、どうゲーム化するのか?)という興味が湧いたのは事実。このゲームに手を伸ばす人は3種類いるんじゃないか? 『SAW』と名がつけばなんでも欲しがる人。拷問愛好家。どうゲーム化したか興味がある人。つまり、ふつうの人はまったく楽しめない。

ストーリーはなるほど『SAW』っぽく作られているが、本編のような驚きはまったくない。トラップや痛さの表現はおもしろいが、すぐ飽きる。よく言えばボリュームたっぷり、悪く言えば冗長。どうせネタゲームなんだから、もっと短くていい。

しょせんゲームはゲーム。何度もやりなおすうちに恐怖も痛みも薄れてしまう。ゲームで肉体的苦痛を表現するのは限界があるから、もっと精神的苦痛を追求すべきだった。たとえば、AとBのどちらを助けるか、Aのためにダメージを引き受けられるか? 皮肉なことに、本編の方がそうした他者救出ゲームばかりになってしまった。


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