旅行  2009年11月21日(土) の奈良県 にて

谷瀬の吊り橋 / 父の代わりに渡った

(map)

[WGS84] 34.101312, 135.763314 - Google Earthで開く(kml)

 親父は谷瀬の吊り橋まで来たが、渡らなかったそうだ。

 旅日記によると、その理由は駐車場代500円を払うのがイヤだったから。わざわざここまで来て、500円をけちるとは。ならば息子の私が駐車場代を払わずに渡ってやれ、と思っていたが、無理だった。500円払って、ゆっくり観光する。いいじゃない、これで。

谷瀬の吊り橋
※私が撮影した谷瀬の吊り橋 (2009年11月21日)

谷瀬の吊り橋
※親父が撮影した谷瀬の吊り橋 (2006年10月19日)

谷瀬(たにせ)の吊り橋

 上野地(うえのじ)と谷瀬(たにせ)に架かる歩行専用の吊り橋。長さ297m、高さ54m。日本一長い鉄線の吊り橋。歩行専用の吊り橋としては国内第5位の長さになる。私の経験では、寸又峡の夢の吊り橋(長さ90m、高さ8m)が最長だったから、大きく更新される。

谷瀬の吊り橋
※ズーム

谷瀬の吊り橋
※渡ってみる

谷瀬の吊り橋
※足下は板張りだが、網と鋼線で補強されている

風にあおられる

 渡ってみると、高さより風が怖かった。中央部に行くほど橋がしなる。まぁ、足下も両脇も補強されているから、橋から落ちようと思っても無理だ。頭ではわかっていても、恐怖感は本能的なものだ。注意しながら、渡っていった。

谷瀬の吊り橋
※渡り口

谷瀬の吊り橋
※長い

谷瀬の吊り橋
※寒い

帰りは慣れる

 渡りきって地面に足をつけると、ほっと安心した。地面っていいなぁ。この安堵感を味わうことが、吊り橋を渡る理由かもしれない。
 渡りきったところで、記念撮影した。係の人がシャッターを押してくれたので、いい写真が撮れた。夫婦の記念なのでサイトには載せない。
 来た道(橋)を戻る。不思議なもので、落ちないことを身体が学んだのか、帰り道はそれほど怖くなかった。ずんずん歩ける。怖いのは突風だけだが、それも半ば幻想だ。

谷瀬の吊り橋
※本能的と思われた恐怖感は、意外に薄らぐ

熊野川(十津川)
※熊野川(十津川)の青い流れ

十津川村

 ここで豆知識。北海道にある新十津川町は、1889年(明治22年)の豪雨を機に、十津川村の村民が集団移住・開拓した町である。そのため十津川村と新十津川町は同じ村(町)章を用いている。
 村の歴史を意図したものではないだろうけど、駐車場のわきにあったメッセージが印象的だった。

この村をたずねる人にやすらぎを 去りゆく人に幸せを 十津川村
※この村をたずねる人にやすらぎを 去りゆく人に幸せを 十津川村

 周辺には見たいものがいくらもあるが、先を急がなくては。下流にある川湯温泉の仙人風呂に入ってみたいのだが、まだ距離が遠い。吊り橋だけ渡って去るのはしのびないが、やむなし。

順位 名称 所在地 主径間の長さ 高さ 完成 備考
1 九重"夢"大吊橋 大分県玖珠郡九重町 390m(橋長435m) 173m 2006年 歩行専用の吊橋としては長さ高さともに日本一。
2 竜神大吊橋 茨城県常陸太田市 375m 100m 1994年 本州一の長さ。
3 もみじ谷大吊橋 栃木県那須塩原市 320m 20m(推定) 1999年 無補剛桁としては本州一の長さ。
4 水の郷大つり橋 神奈川県愛甲郡清川村 315m(橋長335m) 21m(湖水面) 1995年 無料で渡れるものとしては日本一の長さ。
5 谷瀬のつり橋 奈良県吉野郡十津川村 297.7m 54m 1954年 日本一長い鉄線の吊り橋。

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