谷瀬の吊り橋 / 父の代わりに渡った
2009年 奈良県 #四国&紀伊半島ドライブ 橋親父は谷瀬の吊り橋まで来たが、渡らなかったそうだ。
旅日記によると、その理由は駐車場代500円を払うのがイヤだったから。わざわざここまで来て、500円をけちるとは。ならば息子の私が駐車場代を払わずに渡ってやれ、と思っていたが、無理だった。500円払って、ゆっくり観光する。いいじゃない、これで。
※私が撮影した谷瀬の吊り橋 (2009年11月21日)
※親父が撮影した谷瀬の吊り橋 (2006年10月19日)
谷瀬(たにせ)の吊り橋
上野地(うえのじ)と谷瀬(たにせ)に架かる歩行専用の吊り橋。長さ297m、高さ54m。日本一長い鉄線の吊り橋。歩行専用の吊り橋としては国内第5位の長さになる。私の経験では、寸又峡の夢の吊り橋(長さ90m、高さ8m)が最長だったから、大きく更新される。
※ズーム
※渡ってみる
※足下は板張りだが、網と鋼線で補強されている
風にあおられる
渡ってみると、高さより風が怖かった。中央部に行くほど橋がしなる。まぁ、足下も両脇も補強されているから、橋から落ちようと思っても無理だ。頭ではわかっていても、恐怖感は本能的なものだ。注意しながら、渡っていった。
※渡り口
※長い
※寒い
帰りは慣れる
渡りきって地面に足をつけると、ほっと安心した。地面っていいなぁ。この安堵感を味わうことが、吊り橋を渡る理由かもしれない。
渡りきったところで、記念撮影した。係の人がシャッターを押してくれたので、いい写真が撮れた。夫婦の記念なのでサイトには載せない。
来た道(橋)を戻る。不思議なもので、落ちないことを身体が学んだのか、帰り道はそれほど怖くなかった。ずんずん歩ける。怖いのは突風だけだが、それも半ば幻想だ。
※本能的と思われた恐怖感は、意外に薄らぐ
※熊野川(十津川)の青い流れ
十津川村
ここで豆知識。北海道にある新十津川町は、1889年(明治22年)の豪雨を機に、十津川村の村民が集団移住・開拓した町である。そのため十津川村と新十津川町は同じ村(町)章を用いている。
村の歴史を意図したものではないだろうけど、駐車場のわきにあったメッセージが印象的だった。
※この村をたずねる人にやすらぎを 去りゆく人に幸せを 十津川村
周辺には見たいものがいくらもあるが、先を急がなくては。下流にある川湯温泉の仙人風呂に入ってみたいのだが、まだ距離が遠い。吊り橋だけ渡って去るのはしのびないが、やむなし。
順位 | 名称 | 所在地 | 主径間の長さ | 高さ | 完成 | 備考 |
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1 | 九重"夢"大吊橋 | 大分県玖珠郡九重町 | 390m(橋長435m) | 173m | 2006年 | 歩行専用の吊橋としては長さ高さともに日本一。 |
2 | 竜神大吊橋 | 茨城県常陸太田市 | 375m | 100m | 1994年 | 本州一の長さ。 |
3 | もみじ谷大吊橋 | 栃木県那須塩原市 | 320m | 20m(推定) | 1999年 | 無補剛桁としては本州一の長さ。 |
4 | 水の郷大つり橋 | 神奈川県愛甲郡清川村 | 315m(橋長335m) | 21m(湖水面) | 1995年 | 無料で渡れるものとしては日本一の長さ。 |
5 | 谷瀬のつり橋 | 奈良県吉野郡十津川村 | 297.7m | 54m | 1954年 | 日本一長い鉄線の吊り橋。 |
四国&紀伊半島ドライブ (10日間) | |
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