旅行  2009年11月14日(土) の和歌山県 にて

オーシャン東九フェリー / 熊野灘をこえて

(map)

[WGS84] 33.361185, 135.946012 - Google Earthで開く(kml)

 うらり、うらりと揺れてる。フェリーは風雨の中を進んでいるようだ。

 午前4時ごろ、ぱかっと目が冴える。ぼんやりしてると、よろけそうなほど揺れる。大丈夫か? オーシャン東九フェリーは船体動揺が10度を越えたら乗船客全員にクオカードがプレゼントされる。こりゃゲットだろうと思ったが、案内所の傾斜計は3度くらい。これで3度なら、10度はどんな世界なんだ? クオカードは欲しいが、そこまで揺れてほしくない。

オーシャンプラザ
※午前4時のオーシャンプラザ

お楽しみの寿司

 小腹が空いたので自動販売機で寿司を買った。コインを入れると冷凍された寿司が出てくるので、それをレンジで解凍して食べる。これも親父の旅日記に書いてあった。
 できあがると、温かいけど熱くない、ネタも冷たくないという絶妙な温度に仕上がった。よくできてるなぁ。食べると、意外においしい。意外性がおいしく感じさせるのか、どこで食べても本当においしいのか。まぁ、どっちでもいいや。

ほまれ寿司
※自動販売機・ほまれ寿司 (500円)

ほまれ寿司
※解凍後:意外においしい

和歌山沖から見る樫野埼灯台

 9時ごろ、フェリーは紀伊半島沖に差し掛かった。潮岬灯台が見られるかもしれないので、スタンバイする。神子元島灯台も見たかったけど、通りかかるのが00:21ではなにも見えないだろう。
 iPhoneのGPSで場所を確認しながら、陸地に望遠レンズを向ける。紀伊大島が見えてきた。あれが樫野埼灯台か。かろうじて灯台のカタチがわかる程度で、細部はよく見えない。

樫野埼灯台
※樫野埼灯台:初点灯は1870円(明治3年)で、日本最初の石造灯台だ

樫野埼灯台
※現在地

ありあけフェリー海難事故の翌日

 このあたりはエルトゥールル号遭難地としても知られている。樫野埼灯台の付近には、その石碑が建っているそうだが、さすがに見えない。
 エルトゥールル号の事故は119年前のことだが、気にする理由があった。じつは昨日(2009年11月13日午前5時40分頃)、熊野灘でフェリー「ありあけ」号の海難事故があったのだ。高波を受けて大きく傾斜したまま、元に戻らなくなったそうだ。さいわい全員無事に救助されたが、「ありあけ」号は七里御浜の沖合で座礁し、転覆した。
 ニュースを見たときは驚き、不安になったが、だからといって航路を避けるほど繊細でもなかった。座礁した「ありあけ」号を探してみたが、見つからなかった。
 11月22日、七里御浜を車で通りかかったので、転覆した「ありあけ」号を見つけることができた。事故から9日後の写真である。自分が乗ってる船が転覆しなくてよかった。

ありあけフェリー海難事故
※転覆したありあけフェリー

潮岬灯台

 地図で見ると小さい紀伊大島だが、フェリーから見ると大きい。30分ほど立って、ようやく潮岬灯台が見えてきた。潮岬灯台は条約灯台の1つであり、日本の灯台50選にも選ばれている。
 紀伊半島をドライブしたときに見られるかと思ったが、今回の旅では立ち寄れなかった。いつか、間近に見ることがあるだろうか。

潮岬灯台
※潮岬灯台

潮岬灯台
※いいカタチをしておる

 灯台を撮影したら、またベッドに戻って眠った。睡眠は足りているから、本気で寝ているわけじゃなく、ゆらーり揺れる船をぼんやり感じていた。寝ていたかもしれないし、寝てなかったかもしれない。

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