世にも奇妙な物語 2004 春の特別編 Yonimo Kimyouna Monogatari: 2004 Spring

2004年 日本ドラマ 3ツ星 #世にも奇妙な物語 超能力

5通の怪文書

自分カウンセラー (井ノ原快彦)

[あらすじ] 主人公は俳優志望の青年。周囲と自分を説得するため、未来研究所の自分シミュレーターを受ける。そこに投影された未来は悲惨極まるものだった。

[感想] 信じないなら診断なんか受けなきゃいいのに。99%の確率は、努力や根性で覆せるとは思えない。無理を通すために、犯罪やテロをやるくらいの気概がほしかった。

誘い水 (原田泰造)

[あらすじ] 主人公はふつうのサラリーマン。彼はいつも「誘い水」というミネラルウォーターを飲んでいた。会員制の通信販売で買っているのだが、味がよく、身体によく、しかも安価だった。どんどん送られてくるので、彼は飲むだけでなく、風呂や洗濯にも使っていたが、水の配達が途絶えてしまう。

[感想] 誘い水の真意はよかったが、誰が配達していたんだろう? またどんな会員を審査で選んでいるのか。このあたりを埋めて、SFにしてほしかった。

Be Silent (渡部篤郎)

[あらすじ] 主人公は著名な作曲家。新曲を作らなければならないのだが、周囲の雑音が気になって集中できない。静かにしてくれ!

[感想] よくあるパターン。ただの神経質で、超能力の設定が活きてない。無事に作曲できても、ひどく繊細で小さな音程の曲になりそうだ。

殺し屋ですのよ (観月ありさ)

[あらすじ] バーで飲んだくれている男に、美しい女が声をかけてきた。彼女の職業を聞くと、「殺し屋ですのよ」と答えた。
[原作] 星新一「殺し屋ですのよ」

[感想] 原作に比べ冗長だ。初恋の相手とか、連絡を取り合うといった演出でテンポが悪くなっている。観月ありさの口調はよかった。

サイゴノヒトトキ (永作博美)

[あらすじ] 山間の道を走っているバスに乗り合わせた数名の客たち。バスは、路上で修理中の乗用車を避けきれず、崖から転落してしまう。一巻の終わりと思ったそのとき、時間が止まった。

[感想] 銃声が1発だけじゃ物足りない。事故原因も上から落ちてきて、全員ぺしゃんこ。即死だったとニュースで報道されるくらいが、よかったと思う。

世にも奇妙な物語
'90s
'00s
'10s
'20s
関連作品

ページ先頭へ