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[レビュー1994年10月10日に発表された 

世にも奇妙な物語 1994 秋の特別編

Yonimo Kimyouna Monogatari: 1994 Autumn

後ろに誰かいませんか

3本セットになって、エピソードごとの時間が長くなった。やや冗長な印象も受けるが、「思い出を売る男」はおもしろかった。この品質を維持するのは難しそう。

出られない (斉藤由貴)

[あらすじ] 田舎で電話ボックスに閉じ込められた女性が、脱出しようと悪戦苦闘する。

[感想] 夏の電話ボックスに入った経験がある人なら、これが命に関わる事態とわかるだろう。いや、周囲にだれもいない時、電話ボックスの扉を完全に閉めてはいけない。まじで。

君だけに愛を (財前直見)

[あらすじ] クリスマスの夜、バーで彼氏を待っている女性。いつまでも来ないので、この恋は終わったと見切りをつける。すると左利きの男が声をかけてきた。誘われるままに飲んで、男の家へゆく。気味の悪い音楽に、手足をもがれた人形。彼女は、なにかがおかしいと感じはじめる。

[感想] これまた難解な1本。左利きの男は加害者なのか、被害者なのか。なにが起こっているのかよくわからないけど、雰囲気が怖かった。

思い出を売る男 (小堺一機)

[あらすじ] リストラされたが、プライドが邪魔して再就職できない男。借金返済のため、特殊な装置を使って思い出を売ることにする。思い出は高く売れたが、売った思い出は記憶から消えてしまうため、初恋の相手や昔の友人たちがわからなくなる。しかし子どもの治療費が必要になったため、男はありとあらゆる思い出を売る決意をする。

[感想] 愚直だけど懸命な父親を小堺一機が好演している。その人がその人でなくなっても支えられるのは、家族だけかもしれない。痴呆症と合わせて考えると、ぐっと胸が詰まる。


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