フランケンシュタイン対地底怪獣 Frankenstein vs. Baragon

1965年 特撮 4ツ星 #フランケンシュタイン SF:新人類 怪獣

人間と怪獣の線引き

なぜ怪獣映画にフランケンシュタインが? こりゃ、くっだらないドタバタ映画だろうと思っていたが、テーマはかなり深かった。

人間がどんどん変質していく中で、どこから怪獣と認識すべきだろう? 当人は知能が低いため、自己主張できない。人間と認めるか、怪物として観察するか、我が子のように愛するか。3人の科学者も意見の一致をみない。理性では割り切れないのだ。この3人の相克は、『エヴァンゲリオン』のMAGIシステムに通じるものがあるかもしれない。

印象を悪くしているのは、高島忠夫。明るくよく通る声で、もっとも冷酷なことを主張するから、猛烈にストレスが高まる。冷酷なキャラがいるのはいいが、明るい役者が演じて、しかも主役なのはどうかと思う。

フランケンシュタインが人間体なので、地底怪獣バラゴンとの対決は奇妙に見えた。やがて、ウルトラマンの戦いに似ていることに気づく。本作は、ウルトラマンを思いつくヒントになっているかもしれないね。

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