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[レビュー1972年03月12日に発表された 

ゴジラ(12) 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン

Godzilla vs. Gigan

強い怪獣を見たかった

怪獣映画で見たいのは「暴虐」だ。人間の科学も、情愛も及ばない暴虐の嵐を見たい。
ガイガンの造形がかっこいいので、期待感は高かった。紅い単眼、金属の爪、キングギドラのような羽、腹部の回転ノコギリ......。強そうな要素がいっぱいだ。異形のガイガンが、怪獣王ゴジラを徹底的に苦しめる! そんなシーンが見られると信じていたのだが......どうしてこうなったのか。ガイガンは「やってみると大したことない怪獣」の烙印を捺されてしまった。がっくり。

人間ドラマパートは最低。つまらないにもホドがある。怪獣映画を子ども向けに作るのはいいが、それは手抜きとはちがう。進みすぎた科学がどうのと言っていたが、さっぱり響かない。人間ドラマが軽いと、怪獣バトルまで浮いてしまう。怪獣映画の見どころは暴虐だが、人間不在では意味がないのだから。残った見どころは、アンギラスの背中アタックと、余力を残して離脱するキングギドラ。ごくわずかだ。

こうして批判するのは簡単だが、予算を削られ、配給会社の意向を受けながら映画を作るのは大変だと思う。やりたいようにやれない事情もあっただろう。しかしそれでも、つまらないものはつまらないのだ。

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海外制作
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