レビュー  2012年12月08日  に発表された 

仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
Kamen Rider × Kamen Rider Wizard & Fourze: Movie War Ultimatum

3ツ星

なんでも叶うわけじゃない

本作は3つの点で素晴らしい。
1つ目は、フォーゼドライバーを復活させなかったこと。これは、弦太朗がちゃんと教師になれたことを意味している。2つ目は、アクマイザーを転向させなかったこと。アクマイザーの3人はユーモラスで、仲間同士の信頼も厚いが、仲間にならないところがうれしかった。3つ目は、火野映司が(現実では)変身しなかったこと。ミラクルなパワーで変身してもおかしくないところを、ぐっと抑えた自制心に拍手を送りたい。お祭り映画だからなんでもアリに思えるが、できないことがあるから、できることが際立つ。スジを通した脚本は素晴らしい。
かたやレジェンドライダーリングによる過去ライダー召喚や、毎度おなじみ劇場版の究極フォームはうんざりだが、このへんは仕方ない。あと個人的には、なでしこ(真野恵里菜)はポワトリン(入来茉里)とキャラがかぶるので控えてほしかったが、これもまぁ、仕方ない。

アクマイザー、イナズマン、ポワトリンはどれも素晴らしかった。デーモン閣下はギャグをいっさい入れず、真摯に演じてくれた。滑舌が悪いような気もしたが、名前がザビタン→ザタン、イビル→イール、ガブラ→ガーラに変わっていたせいだった。なまじ原典を知ってるから脳内補正で正しく聞き取れなかった。ポワトリンも素晴らしい。足もきれいに上がってる。これはファンが増えそう。イナズマンも『レッツゴー仮面ライダー』(2011)の客演時とはちがって、ちゃんと描かれた。このままテレビシリーズを作ってほしい。仮面ライダーの映画は増加傾向にあるが、脚本の質が落ちてないのは喜ばしい。

新旧比較:アクマイザー 1975-2012
※アクマイザー 1975-2012

新旧比較:イナズマン 1973-2012<br />
※イナズマン 1973-2012

新旧比較:ポワトリン 1990-2012
※ポワトリン 1990-2012

いちばん弱かったのはウィザード。「ただのイケメン」という立ち位置はかわいそう。現在進行中の番組だから下手にいじれないのか。
最後にバースが後藤慎太郎だったのはうれしかった。

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