仮面ライダーフォーゼ (全48回) Kamen Rider Fourze
2011年 特撮 1ツ星 #仮面ライダー 学校 宇宙開発宇宙、コネ━━━━(゚д゚;)━━━━ッ!!
「宇宙を題材にした学園ヒーロー」という矛盾したコンセプトのわりに、序盤はわりと楽しめた。学園ヒエラルキーのストレスが、スイッチャーを生み出していく。学園という閉ざされた宇宙から、本物の宇宙に飛び出していく。それが本作のテーマと思われた。
しかし中盤以降、学園らしさは失われ、子どもっぽい友情のゴリ押しが目立つようになる。弦太朗は友情のみ追い求め、師弟や恋愛には興味を示さない。
なぜそこまで友だちを増やすのか? 両親が喜んでくれたから? 友だちはアクセサリーじゃないぞ!
SNSでもそうだが、友だちの「数」を競っても意味がない。誰とでも友だちになると言うことは、誰とも友だちでないってことだ。しかし結局、一連の出来事が弦太朗を変えることはなかった。つまり弦太朗は成長しなかったわけで、なんとも虚しいかぎりだ。
終盤、フォーゼシステムとゾディアーツスイッチは、ともにプレゼンターに至る道であったことが明かされる。これはプレゼンターによるフィルターと考えるとおもしろい。スイッチを使って早急に訪れるのは、警戒すべき未成熟な文明になるからだ。
しかしコアチャイルドによるサンプルリターンという設定が加わったことで、また混乱する。だったらプレゼンターが「星からの声」で呼びかけた理由はなんなのか? まぁ、このあたりの整合性を求めるのは酷かもしれない。なんせ最終決戦の決め技が「卒業キック」なのだから。
ガジェットも弱かった。使い勝手の悪いアストロスイッチ、なじまないフードロイド、ベイブレードを射出するメテオストームシャフト、ただの地下室で十分なラビットハッチ......。1年ずっと見てきたけど、よかったところを挙げられない。『ダブル』で盛り上がったライダー熱は、『オーズ』、『フォーゼ』で冷め切ってしまった。希望がほしいよ。
仮面ライダー | ||
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昭和・第1期 | ||
1971 | 仮面ライダー | |
1973 | V3 | |
1974 | X | |
1974 | アマゾン | |
1975 | ストロンガー | |
昭和・第2期 | ||
1979 | 新 (スカイ) | |
1980 | スーパー1 | |
1984 | ZX | |
昭和・第3期 | ||
1987 | BLACK | |
1988 | BLACK RX | |
1992 | 真 | |
1993 | ZO | |
1994 | J | |
平成・第1期 | ||
2000 | クウガ | |
2001 | アギト | |
2002 | 龍騎 | |
2003 | 555 | |
2004 | 剣 | |
2005 | 響鬼 | |
2005 | リブート | |
2006 | カブト | |
2007 | 電王 | |
2008 | キバ | |
2009 | ディケイド | |
平成・第2期 | ||
2009 | W | |
2010 | オーズ/OOO | |
2011 | フォーゼ | |
2012 | ウィザード | |
2013 | 鎧武 | |
2014 | ドライブ | |
2015 | ゴースト | |
2016 | エグゼイド | |
2017 | ビルド |
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