レビュー  2011年09月04日  に発表された 

仮面ライダーフォーゼ (全48回)
Kamen Rider Fourze

1ツ星

宇宙、コネ━━━━(゚д゚;)━━━━ッ!!

「宇宙を題材にした学園ヒーロー」という矛盾したコンセプトのわりに、序盤はわりと楽しめた。学園ヒエラルキーのストレスが、スイッチャーを生み出していく。学園という閉ざされた宇宙から、本物の宇宙に飛び出していく。それが本作のテーマと思われた。

しかし中盤以降、学園らしさは失われ、子どもっぽい友情のゴリ押しが目立つようになる。弦太朗は友情のみ追い求め、師弟や恋愛には興味を示さない。
なぜそこまで友だちを増やすのか? 両親が喜んでくれたから? 友だちはアクセサリーじゃないぞ!
SNSでもそうだが、友だちの「数」を競っても意味がない。誰とでも友だちになると言うことは、誰とも友だちでないってことだ。しかし結局、一連の出来事が弦太朗を変えることはなかった。つまり弦太朗は成長しなかったわけで、なんとも虚しいかぎりだ。

終盤、フォーゼシステムとゾディアーツスイッチは、ともにプレゼンターに至る道であったことが明かされる。これはプレゼンターによるフィルターと考えるとおもしろい。スイッチを使って早急に訪れるのは、警戒すべき未成熟な文明になるからだ。
しかしコアチャイルドによるサンプルリターンという設定が加わったことで、また混乱する。だったらプレゼンターが「星からの声」で呼びかけた理由はなんなのか? まぁ、このあたりの整合性を求めるのは酷かもしれない。なんせ最終決戦の決め技が「卒業キック」なのだから。

ガジェットも弱かった。使い勝手の悪いアストロスイッチ、なじまないフードロイド、ベイブレードを射出するメテオストームシャフト、ただの地下室で十分なラビットハッチ......。1年ずっと見てきたけど、よかったところを挙げられない。『ダブル』で盛り上がったライダー熱は、『オーズ』、『フォーゼ』で冷め切ってしまった。希望がほしいよ。

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仮面ライダーフォーゼ (全48回)