レビュー  2015年11月10日  に発表された 

鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーナックル
Gaim Gaiden: Kamen Rider Knuckle

3ツ星

2人の後継者

『仮面ライダーデューク』に比べ、なんとスケールの小さい話か。シェラは大物ぶってるが、びっくりするほど卑怯者で、倒す価値もないが、倒さないとチーム・バロンの名を汚すという、ほんとに始末に終えない害虫だった。そんなシェラに魅了されるペコも情けないが、いきなりチームを任された心労を思えば、やむなしか。

おもしろのは、シェラは戒斗を崇拝していること。戒斗の理念をまちがって理解しても、その信仰心にブレはない。戒斗が存在しないからこそ成立したキャラクターであり、多くの宗教にこういう人物が紛れ込んでそうだ。
シェラに比べると、ザックは地味だ。ザックは戒斗の理念を正しく理解し、喧嘩にも勝ったが、おそらく戒斗ほどのカリスマになることはないだろう。ザックは自分の限界を試すためニューヨークに渡ったが、それを投げ出して帰ってきた。戒斗なら帰ってこなかっただろう。あるいは両立できただろう。ザックは戒斗になれない。そのことを痛感するエピソードだったと思うが、

そして俺は...俺の『弱さ』を確かめる為に戦う!!

というセリフだけで伝わっただろうか? 戒斗と踊るエンディングは絵になるが、それじゃあ足りないだろう。

振り返るといい物語なんだけど、いまひとつ演出が足りてない。多くの人はミッチーの暗躍、ドングリとドリアンの加勢、ジンバーマロンアームズに目を奪われてしまうだろうが、まぁ、それこそ商品展開に必要不可欠なことで、やむなしと言えばやむなしか。


※仮面ライダーブラックバロン&仮面ライダーナックル ジンバーマロン

人類の存亡を賭けた駆け引きが繰り広げられるかたわらで、こうした若者たちの青春が描かれるのは、鎧武の魅力だろうな。

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鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーナックル