レビュー  2015年04月22日  に発表された 

鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーバロン
Gaim Gaiden: Kamen Rider Baron

3ツ星

小林豊の正体を暴露してやる

駆紋戒斗は魅力的なキャラクターだが、その信念はわかりにくかった。本編では紘汰との対比が足りてなかったため、その点を掘り下げるスピンオフを期待したが、まさかのコメディだった。同じくパッケージに収録された『仮面ライダー斬月』との落差に戸惑う。

のちに「トークショー」を見て、シャプールが戒斗を演じる小林豊そのままの性格だったことを知る。おそらくスタッフは、駆紋戒斗のかっこよさばかり知れ渡ることに不満を抱き、小林豊の正体を暴露するつもりで脚本を書いたのだろう。そうにちがいない。

一方、物語は戒斗の少年時代も明かされる。戒斗の両親はユグドラシルに工場を奪われたことを苦に自殺したことになっていたが、ちゃんと対価は支払われていた。憎むべきはユグドラシルではなく、両親の弱さ。戒斗は弱さを否定するが、決して虐げることはない。なんとも複雑で、なんとも矛盾をはらむ信念だろうか。ふざけたシャプールでなければもっとテーマが際立っただろうに。


※仮面ライダータイラントドラゴンエナジーアームズ&仮面ライダーバロン リンゴアームズ

『仮面ライダー斬月』で回収されたリンゴロックシードが渡され、仮面ライダーバロンリンゴアームズに変身してくれたことはうれしい。やはり頂上決戦はオレンジ(葛葉紘汰)とリンゴ(駆紋戒斗)だよね。リンゴロックシードが壊れなければ、理想的な展開になっただろうに。

期待したものとはちがったが、これはこれで悪くない外伝だった。こうした設定やエピソードを踏まえ、いつか本編をリメイクしてほしい。


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