レビュー  2013年12月14日  に発表された 

仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
Kamen Rider × Kamen Rider Gaim & Wizard: The Fateful Sengoku Movie Battle

3ツ星

ウィザード世界が浮いていた

仮面ライダーウィザード 約束の場所

どんな状況でも絶望しない操真晴人の強さは、コヨミという支えがあればこそ。こうした弱さはキャラクターの魅力を深める。テレビシリーズになかった描写なので嬉しかったが、いささか駆け足だった。

自分で自分にエンゲージとか、アンダーグラウンドがコヨミの思い出でいっぱいとか、コヨミ(ホープウィザードリング)のお墓(一番落ち着ける場所)が自分の心の中(アンダーグラウンド)とか、奇妙なシーンが多い。もうちょい演出してくれれば晴人の魅力を掘り起こせただろうになぁ。

ファントム・オーガは期待はずれ。「最強を目指す」とか意味不明なこと言ってないで、「晴人の絶望」というテーマに沿った敵にすべきだった。

仮面ライダー鎧武 戦極バトルロワイヤル!

無理して時代劇を再現しなくてもいい。開き直った制作方針が素晴らしかった。ゲストに目を向けると、「アクセル」と「所長」は文句なし。「753」はもうちょい出番が欲しかった。「歌星賢吾」はどうでもよろし。

戒斗は戦乱の世を喜ぶが、困っている女性を見捨てない。この複雑さがおもしろい。一方、紘汰の「すべてを失ったら死ぬんだぞ!」という叫びも胸を打つ。こんな当たり前のことをズバッと言えるキャラは珍しい。紘汰の「戦いを終わらせるために戦う」というポリシーは使い古された感もあるが、平和な時代になったら排斥される戒斗を「守りたい」と言うのはしびれた。

ゲストの武神鎧武は、よくわからない存在だ。アイツは何者で、なにをしたかったんだ? 紘汰たちを召喚した理由も、「運命の巫女」へのこだわりも中途半端。紘汰同様、「戦いを終わらせるため」に戦っていたら、信念の対立があっておもしろかったのだが......。
回転切り込みはよかった。実写版「鬼武者」かと思った。

鎧武世界で十分完結するため、ウィザード世界のキャラクターが浮いていた。ウィザードが複数存在するのも奇妙。インフィニティードラゴンゴールドもかっこよくない。スイカキックはよかった。

ウィザード、鎧武、平成ライダーたち、そしてオモチャの宣伝。必須要素が多すぎて、ストーリー作成の自由度はあまりなかったようだ。

 Googleで「仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦」を検索する
 Wikipediaで「仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦」を検索する
 IMDBで「Kamen Rider × Kamen Rider Gaim & Wizard: The Fateful Sengoku Movie Battle」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] B00I4NPK82
思考回廊 レビュー
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦