レビュー  2003年08月16日  に発表された 

劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
Kamen Rider 555 : Paradise Lost

4ツ星

悲しみを繰り返し、ぼくらはどこへ行くのだろう?

テレビシリーズと連動せず、もう1つの555ワールドを構築した野心作。オルフェノクが優位になった世界で、どうしたら道をまちがわずに済んだかを指し示す。だが、種の趨勢は変えられない。オルフェノクは栄え、人間は滅びるだろう。悲劇的な結末は、(その時点では不明だった)テレビシリーズの最終回への希望となる。なるほど、この試みはおもしろい。

博士の発明やカイザ(草加)は省いてもよかった。そして巧と木場に集中してほしい。水原はむかつく存在だが、人類=正義でないことを示すためのキーキャラクターである。ならば彼がサイガになって暴れれば、巧(ライダーなのに人類を守る)や木場(オルフェノクなのに人類との共存を願う)との対比ができたと思う。またサイガは、オーガより格下にするべき。「帝王のベルト」が2つあるのはおかしいよ。

とまぁ、もどかしい部分も多いけど、おもしろかった。制約が多い仮面ライダーの劇場版の、新たな可能性を切りひらいてくれた。

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劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト