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[レビュー2017年09月03日に発表された 

仮面ライダービルド (全48話) KAMEN RIDER BUILD

最後でコケタ

あらすじ

火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした「スカイウォールの惨劇」から10年。日本は東都、西都、北都の3つに分断されていた。
桐生戦兎は、記憶喪失の天才物理学者。仮面ライダービルドに変身して、怪人スマッシュを
として日夜戦っていた。殺人犯として服役していた万丈龍我は、自身の潔白を晴らすため戦兎と合流。のちに仮面ライダークローズとなる。
やがて戦争が勃発。仮面ライダーは兵器として投入される。

事件の背後に秘密結社ファウストと、ライダーシステムの兵器転用を目論む難波重工、そして失った力を取り戻そうとする地球外生命体エボルトの存在があった。

序盤のおもしろさは近年まれに見るレベル。とりわけ万丈がなかなか変身せず、それでいて戦闘に参加するところがいい。フルボトルによる支援はあるが、果敢に立ち向かう姿はかっこいい。だからこそ、力を手に入れたときの興奮も大きい。
桐生戦兎の秘密も、まぁ、往年の映画ファンなら予想できるかもしれないが、しっかりていねいに描かれているので、大いに楽しめた。出自が偽りでも、行為は真実。これまたヒーローのあるべき姿だった。

しかし第2章「戦争編」(第17~28話)に突入すると混迷が深まる。戦争(それも内戦)というリアルを描く方向性と、ロボットによる侵攻や代表戦というデフォルメがちぐはぐなのだ。子ども向け特撮番組として、だいぶ踏み込んでいるのはわかる。はじめての殺人で茫然自失になる主人公とか、おもしろいプロットもあった。しかし気持ちはだいぶ覚めてしまった。

第3章「エボルト編」(第29~45話)はさらに複雑。ストーリーや構図はわかるが、どうにも没入できない。スマッシュと戦っていたころがなつかしい。ライダーフォームが多すぎることも鼻白む。

そしてラストに仰天。すべてリセット。新世界に行った人以外は死亡って、ただの脱出計画じゃないの? 新世界に関わりのない戦兎が、孤独にぽつんと存在するのもいいし、そこに万丈がいるのも悪くないが、釈然としなかった。これだったら時間を巻き戻すでよかったのではないか?

火星の王妃「ベルナージュ」も消化不良だが、鎧武の「はじまりの女」とかぶるからしゃーないか。まぎれこんだモデルのような滝川紗羽も、出番や役割があるのにしっくり来ない。なんだろう? 駄目なわけじゃないが、序盤の興奮がしぼんでしまった。

リアルな世界観、複雑な設定でありながら、子供受けはよかったようだ。これはキャラクターの魅力によるところが大きいようだ。

仮面ライダー
昭和・第1期
1971 仮面ライダー
1973 V3
1974 X
1974 アマゾン
1975 ストロンガー
昭和・第2期
1979 新 (スカイ)
1980 スーパー1
1984 ZX
昭和・第3期
1987 BLACK
1988 BLACK RX
1992
1993 ZO
1994 J
平成・第1期
2000 クウガ
2001 アギト
2002 龍騎
2003 555
2004
2005 響鬼
2005 リブート
2006 カブト
2007 電王
2008 キバ
2009 ディケイド
平成・第2期
2009 W
2010 オーズ/OOO
2011 フォーゼ
2012 ウィザード
2013 鎧武
2014 ドライブ
2015 ゴースト
2016 エグゼイド
2017 ビルド
  • 本編
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