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[レビュー2005年08月20日に発表された 

ノロイ

Noroi

モキュメンタリーの有効な使い方は?

消息を断った作家が残したビデオ映像を編集したもの......という設定のモキュメンタリー。日本版『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)などと呼ばれているそうだが、映像の迫真性、スピード感はだいぶ劣る。
POV方式(主観撮影)や、実在する芸能人を本人役で出演させるなど、実際にあった出来事のように思わせる演出が凝らされているが、事件の規模が大きすぎる。どんな状況でもカメラがまわっているのも不自然だ。フィクションだから、フィクションとわかることは当たり前だが、なんだか興ざめする。
「ひょっとしたら事実かも?」と思わせるところにモキュメンタリーの魅力がある。ならば、もっと小さな事件を扱うべきだ。しかし後年の『オカルト』(2009)は、さらに規模が大きくなるから、「ひょっとしたら」より「ありえねー!」と思わせることが、監督のねらいなんだろうな。

ストーリーも単調だ。個々の取材映像がどのように関連するのか、ほのめかされるだけでなく、主人公の見解を述べるべきだろう。最後にインパクトのある映像をもってくる構成はいいね。それまでの冗長さが吹っ飛び、すごいものを見たような気になる。なにが起こったのかは理解できないけど。

悲鳴にびっくりすることが多い。男性がぼそぼそ話すシーンが多いので、聞き取るためにボリュームを上げると大変なことになる。音量調整が難しい映画だった。

心霊ビデオ (モキュメンタリー含む)
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