ウルトラマンデッカー (全25話+総集編) Ultraman Decker

4ツ星

わからないところもあるが、好印象。

私は『ティガ』『ダイナ』はダイジェストでしか見ていない。『トリガー』もスルーした。なので『ダイナ』のエッセンスを取り入れた『トリガー』の続編である『デッカー』は、わからないところが多々あった。

事前に『ウルトラマン クロニクルD』も視聴したんだけど、ウルトラマンの総集編は世界観を説明してくれない。なんのためのおさらいだったのか。
カプセル怪獣や異次元人ヤプールなど、エッセンスの取り入れ先は『ダイナ』にかぎらない。断言できないが、旧来のファンを意識しつつも、そこに特化できてない印象だった。

主人公に前任者がいて、それが自分の子孫であること。そう遠くない未来、人類は宇宙進出によってスフィアという脅威に遭遇するが、ともに戦う宇宙人の仲間ができること。SF的なワクワク感がある。
アスミカナタ（松本大輝）の叫び声も透明感があって、青春を感じさせる。ムラホシ隊長の理想の先生（上司）像も素晴らしい。

エッセンス要素や前作とのつながりはわかりにくかったが、好感がもてるウルトラマンだった。