レビュー  2005年12月29日  に発表された 

名探偵赤冨士鷹 (全2話)
Meitantei Akafuji Takashi

3ツ星

キャラクター作りが惜しい!

昭和初期の日本を舞台に、エルキュール・ポワロの事件を描いたドラマスペシャル。古書店の店主・赤冨士鷹(あかふじ・たかし)がポワロ、青年・如月大正がヘイスティングズ役。大胆な試みだが、意外と悪くない。物語に定評があるから、安心して人物や背景を見ていられる。

如月青年が亡き父の人となりを知って戸惑うところがいい。父はどんな人物で、なにを成し遂げたのか。発見と成長があって、ジュブナイルとしても成立しそう。と、大いに期待したが、あまり盛り上がらなかった。

第一夜 ABC殺人事件 (原作:ABC殺人事件)

[感想] なぜ「いろは殺人事件」にしなかったのか? また古書店の店主に挑戦状を送りつけるのも奇妙。ヘボン式のABCや放送局への対応など、余計な帳尻あわせで没入感が阻害されてしまった。

第二夜 愛しのサンドリヨン (原作:ゴルフ場殺人事件)

[感想] シリーズの1編なら文句ないが、いきなり如月くんを主人公にするのは無理があった。捜査手法を競ったり、みるみる真相が明かされる高揚感もなく、ただ青二才の暴走だけが目につくだけだった。

キャラクターの描写にもっと時間をかけてほしかった。魅力的なシリーズになりそうだっただけに、とても残念だ。


 Googleで「名探偵赤冨士鷹 」を検索する
 Wikipediaで「名探偵赤冨士鷹 」を検索する
 IMDBで「Meitantei Akafuji Takashi」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] 4151300023
思考回廊 レビュー
名探偵赤冨士鷹 (全2話)