レビュー  2005年04月13日  に発表された 

アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵 (親指のうずき)
Mon petit doigt m'a dit...

2ツ星

ミステリーが重荷になってる

「おしどり探偵トミー&タペンス」シリーズの「親指のうずき」を、現代フランスを舞台に翻案したミステリーコメディ映画。フランスではヒットしたそうだが、おもしろくなかった。「親指のうずき」はジェラルディン・マクイーワンのミス・マープル(S2E3)を見ているが、ストーリーの共通点を見つけるのに苦労した。どっちが原作に近いんだろう?

キャラクターは魅力的だった。ベレスフォルド夫妻は仲睦まじいが、熟年の落ち着きはなく、よく言えば若々しく、率直に言えば子供っぽい。子や孫にそっけないのもリアル。軍の偉い人がトンボと蜂を区別できなかったり、列車の隣席の男が義足だったりと、どうでもいいところも笑える。しかしストーリーに興味をそそられない。

ベレスフォルド夫妻は事件の当事者ではない。それどころか、「事件があった」という確証もない。いくらプリュダンスが好奇心旺盛でも、首を突っ込むには遠すぎる。キーマンとなる老婦人ローズ・エバンジェリスタとの交流をもっと描くべきだった。

終盤はシリアスな展開になるが、その切替がおもしろいわけじゃない。ミステリーコメディという切り口はいいが、ミステリー要素が複雑すぎた。


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アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵 (親指のうずき)