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[レビュー1985年02月20日に発表された 

ミス・マープル「魔術の殺人」 (ヘレン・ヘイズ版)

AGATHA CHRISTIE'S MURDER WITH MIRRORS

うまく整理している

原作の人間関係は複雑だが、うまく簡略化している。しかしそれでも、取っ付きにくい。妻をだませると思ったルイス・セロコールド、虚言症のエドガー、天真爛漫なジーナ。登場人物の魅力が足りないのだ。唯一、キャロラインは存在感があった。

「どうして全部わかったの?」
「あなたは空想の世界に生きている。現実を見ていないって。いいえ、あなただけが空想と現実を区別していた」

最後のやりとりはかっこいい。意味はよくわからなかったけど。

警部がミス・マープルの辣腕を知っていて、捜査を組み込んでしまうのは痛快。マープルさんの活躍も前作「カリブ海殺人事件」より目立つ。しかし印象的には、ヒクソン版に近づいてしまった。

「魔術の殺人」はマープルさんの人物像があまり描かれなかったエピソードである。どうして本作を選んだのか? 意図はわからないが、おもしろい試みではあった。

アガサ・クリスティ
ポワロ
デビット・スーシェ (David Suchet) デビット・スーシェ (David Suchet)
ピーター・ユスティノフ (Peter Ustinov) ピーター・ユスティノフ (Peter Ustinov)
声:里見浩太朗 声:里見浩太朗
  • アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル
  • グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件
  • 安マンションの謎
  • ABC殺人事件
  • 総理大臣の失踪
  • エジプト墳墓の謎
  • エンドハウス怪事件
  • クリスマスプディングの冒険
  • プリマス行き急行列車
  • 消えた料理人
  • 二十四羽の黒つぐみ
  • ダブンハイム失踪事件
  • 雲の中の死
ポワロ
ミス・マープル
マーガレット・ラザフォード (Margaret Rutherford)
マーガレット・ラザフォード
アンジェラ・ランズベリー (Angela Lansbury)
アンジェラ・ランズベリー
ヘレン・ヘイズ(Helen Hayes)
ヘレン・ヘイズ
ジョーン・ヒクソン (Joan Hickson)
ジョーン・ヒクソン
ジェラルディン・マクイーワン (Geraldine McEwan)
ジェラルディン・マクイーワン
ジュリア・マッケンジー (Julia McKenzie)
ジュリア・マッケンジー
声:八千草薫
声:八千草薫
ゆっくり文庫
ゆっくり文庫
奥さまは名探偵
ほか
検察側の証人
そして誰もいなくなった
ほか

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