[Edit]
[レビュー2006年02月05日に発表された 

スリーピングマーダー / アガサ・クリスティーのミス・マープル (S2E1)

Agatha Christie's Marple (Sleeping Murder

「その方は、なにをする人なの?」「謎を解くんです」

あらすじ

インドで育ったグエンダは結婚して、イギリスで新生活をはじめることになった。直感に従って一軒家を買い取って改修すると、はじめて訪れた家なのに間取りや過去の壁紙がわかってしまう。不安に駆られたグエンダ。付添の弁護士フェーンは、相談相手としてミス・マープルを紹介する。

吹き替えが岸田今日子から草笛光子に変わった。だいぶ印象が異なるが、すぐ慣れて、甲乙つけがたくなる。岸田今日子の異質さ、草笛光子の柔らかさ、どちらもいい。

アガサ・クリスティーの死後に発表された作品で、「ミス・マープル 最後の事件」と位置づけられるが、最後らしい要素はまったくない。事件もちぐはぐで、魅力はない。

そのせいか本作は導入部だけ残し、本編はほぼオリジナルに改変されている。ヘレンは旅芸人で、将来を嘱望されていたがケルヴィンと結婚し、行方不明になった。グエンダの母はべつにいるため、父(ケルヴィン)が浮気相手を殺したかどうかが焦点となる。

しかし盛り上がらない。ヘレンの死体が見つからないため、グエンダの記憶が正しかったと証明されず、物語への興味が損なわれている。マープルさんの世間話で情報を聞き出すシーンも少ない。盗んだ宝石をもっていたとか、妹とヘレンが同一人物だったとか、おもしろいトリックはあったのだが。

オリジナル・キャラクターのホーン・ビームはよかった。グエンダを避難しつつも、報って置けず、やらないと言っていた膝をついたプロポーズも敢行。曖昧な出来事がつづく中、確かな興奮があった。

アガサ・クリスティ
ポワロ
デビット・スーシェ (David Suchet) デビット・スーシェ (David Suchet)
ピーター・ユスティノフ (Peter Ustinov) ピーター・ユスティノフ (Peter Ustinov)
声:里見浩太朗 声:里見浩太朗
  • アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル
  • グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件
  • 安マンションの謎
  • ABC殺人事件
  • 総理大臣の失踪
  • エジプト墳墓の謎
  • エンドハウス怪事件
  • クリスマスプディングの冒険
  • プリマス行き急行列車
  • 消えた料理人
  • 二十四羽の黒つぐみ
  • ダブンハイム失踪事件
  • 雲の中の死
ポワロ
ミス・マープル
マーガレット・ラザフォード (Margaret Rutherford) マーガレット・ラザフォード (Margaret Rutherford)
アンジェラ・ランズベリー (Angela Lansbury) アンジェラ・ランズベリー (Angela Lansbury)
ヘレン・ヘイズ(Helen Hayes) ヘレン・ヘイズ(Helen Hayes)
ジョーン・ヒクソン (Joan Hickson) ジョーン・ヒクソン (Joan Hickson)
ジェラルディン・マクイーワン (Geraldine McEwan) ジェラルディン・マクイーワン (Geraldine McEwan)
ジュリア・マッケンジー (Julia McKenzie) ジュリア・マッケンジー (Julia McKenzie)
声:八千草薫 声:八千草薫
ゆっくり文庫 ゆっくり文庫
ほか
奥さまは名探偵
ほか そして誰もいなくなった 検察側の証人 ほか

Share

Next