レビュー  2008年09月21日  に発表された 

鳩のなかの猫 / 名探偵ポワロ #59 (デビット・スーシェ主演)
Agatha Christie's Poirot #59 Cat Among the Pigeons

3ツ星

ジュブナイルの興奮

ポワロが後任者選びの助言を求められる導入部は、原作にないオリジナル演出らしい。これによってポワロを最初から登場させることができ、またドラマに縦糸を通すことができた。ポワロに「適任です」と評価された教師ブレイクも、「報酬」をもらった女生徒ジュリアも、一生の思い出になっただろう。とりわけジュリアは事件の解決に貢献し、母親が諜報員だったことも知ったわけで、その興奮の大きさは想像を絶するものがある。彼女はもう、ふつうの人生は歩めないだろう。

名門女子校の閉鎖性、特殊性は、期待するほど描かれていない。生徒たちの授業風景や、先生たちの水面下の諍いなどを強調してほしかった。前提となる雰囲気がわからないと、スプリンガーの脅威や、未婚の出産を隠さなければならなかったこと、および「鳩の中の猫」というキーワードが際立たない。このへんは物足りなかった。


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鳩のなかの猫 / 名探偵ポワロ #59 (デビット・スーシェ主演)