レビュー  1996年02月11日  に発表された 

ゴルフ場殺人事件 / 名探偵ポワロ #44 (デビット・スーシェ主演)
Murder on the Links / Agatha Christie's Poirot #44

3ツ星

偶然が多すぎる

あらすじ

ポアロとヘイスティングズは、富豪のポール・ルノーに呼び止められ、命を狙われているから助けてほしいと依頼される。リゾート地にあるルノーの屋敷に向かうと、彼はすでに殺されていた。その後まもなく依頼人と同じ凶器で刺されていた浮浪者の死体が見つかる。

本作の見所は1.事件そのもの、2.ジロー刑事との対決、3.ヘイスティングスの恋。それぞれについて感想を述べる

1.事件

偶然が多すぎる。たまたま浮浪者の死体が手に入った。たまたま殺害計画を立ち聞きした。たまたまコートを間違えたため刺された。たまたま殺害現場を通りかかった。たまたま茨で手を切って犯人と誤認された...。いくらなんでも盛りすぎでしょ。
ポワロが見つけた手がかりが、夫の死体を見た妻のショックが本物だった、というのはおもしろかった。明らかにお芝居なのに、予想外のことが起きている、と考えたわけだろうが、そのへんを言ってくれないのは物足りない。

2.ジロー刑事との対決

ジローが自滅しただけで、ポワロが買ったように見えない。ポワロが仮説を立て、証拠を集め、推理するシーンがほしかった。ポワロはジローのパイプを巻き上げないが、「これに火をつけるたびポワロを思い出すこと」と約束させる。ジローは了承したが、私ならパイプを差し出したほうがマシと思うだろうな。

3.ヘイスティングスの恋

クリスティが描く恋愛は、惹かれあう理由がさっぱりわからない。事件がなかったらスムースに交際できただろうか? 最後にポワロが世話を焼くが、これまた都合がよすぎる。

パッとしないエピソードだった。

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ゴルフ場殺人事件 / 名探偵ポワロ #44 (デビット・スーシェ主演)