レビュー  1987年01月11日  に発表された 

スリーピング・マーダー / ミス・マープル (6)
Miss Marple / Sleeping Murder

3ツ星

人を信じないから、人を見えるのか

あらすじ

若い夫婦がヴィクトリア朝風の大きな家に引っ越してきた。妻グウェンダは、初めて見るはずの家に既視感を抱く。ある日、観劇の最中に失神したグウェンダは、この家で殺人があったことを思い出す。マープル最後の事件。回想の中の殺人事件を解けるか?

ネタバレ含む感想

関係者の中に犯人がいると思われる場合、証言のウソに気をつける必要がある。理屈ではわかっていても、見抜くのは難しい。マープルはラストで、「人を信じるのは怖いことよ。だから私は信じない」とつぶやく。信じないから、惑わされない。理屈はわかるが、人を信じない人生はつらそうだ。そのくせマープルは幸福な老後を送っている。その矛盾に、人生の奥深さを感じた。


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スリーピング・マーダー / ミス・マープル (6)