レビュー  1984年11月21日  に発表された 

ドーバー海峡殺人事件 / 無実はさいなむ
Ordeal by Innocence

2ツ星

主人公が最大のナゾ

ミス・マープルさんS3E2『無実はさいなむ』(2007)を見て、比較のため鑑賞する。あらかじめストーリーを知っていることを差し引いても、スローテンポで眠くなった。主人公が車に轢かれそうになっても、ぜんぜんアドレナリンが分泌されない。だるい。

探偵役であるキャルガリー博士(ドナルド・サザーランド)が不審すぎるのだ。いきなり家族を訪問するのは不自然だし、警察や遺族に拒絶されても現地に居座り、真犯人を見つけようとするのも腑に落ちない。「デマカセで一儲けしようとする詐欺師」に見られても仕方がないし、その方が納得できる。

事件の舞台であるアーガイル家の館は、ボートでないと辿りつけない島にあるのだが、そのへんもわかりにくい。オープニングの船で渡るシーンも長すぎる。ドーバー海峡を越えようとしているのかと思ったよ。
最初から最後まで抑揚がなく、必要な情報は出しているのに注目できなかった。真犯人が特定されても、さしたる感慨もない。しょせん、キャルガリー博士にとっては他家の事情でしかない。やりたいことやって、博士は帰っていった。なんだか虚しくなる映画だった。

ちなみにドーバー海峡は関係ない。『○×殺人事件』が当時の流行だったね。


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思考回廊 レビュー
ドーバー海峡殺人事件 / 無実はさいなむ