レビュー  2006年01月01日  に発表された 

青列車の秘密 / 名探偵ポワロ #54 (デビット・スーシェ主演)
The Mystery of the Blue Train / Agatha Christie's Poirot #54

2ツ星

やはり物足りない

「青列車」ってなにかと思ったら「ブルートレイン」か。日本におけるブルートレインは寝台特急のこと。交通網の整備によって衰退し、2015年に廃止された。このレビューは2017年に書いているが、いまの子どもたちは「ブルートレイン」と聞いてもわからないから、「青列車」でいいかもしれない。「ブルートレイン殺人事件」じゃ、異国情緒もない。

「青列車の秘密」は「プリマス行き急行列車」を下敷きに書かれたそうだが、ドラマはいろいろ再構築されており、謎解きを聞くまで共通点がわからない。つまり、すべての登場人物が等しく疑わしい、いつもの殺人事件になっている。
走行中の列車で殺人事件が起こるが、「オリエント急行殺人事件」のように車内で完結するわけじゃなく、もどかしい印象を受ける。疑わしい演出をてんこ盛りにするより、時刻表と地図、車内の見取り図を出して、理詰めで推理してほしかった。

ポワロの動きは緩慢で、どこに居ても反応がにぶい気がする。また、犯人に人質を取られてしまう展開も情けない。イギリスの犯人は抵抗しないことが多いから、つい油断してしまったか。犯人を「最高の宝石泥棒」とたたえ、「つまらない殺人鬼になるな」と説得するのはよかった。

ま、そんなところ。


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青列車の秘密 / 名探偵ポワロ #54 (デビット・スーシェ主演)